乳児期(0才・1才)は、<生活>・・・生活の流れを整えながら、基本的な生活習慣の芽生えと、安定した人間関係の基礎を養う。<遊び>・・・安全で活動しやすい環境を整え、発達の速度の違いや、個人差を留意しながら、遊びや運動をさせる。又、保育者は、園児の健康状態に気を配り、身の周りにあるものを清潔にし、危険がないかどうか常に注意する。
2才児は、情緒の動揺が激しく、反抗期とよばれる時期である。子供の気持ちの動きを理解し、情緒の安定をはかる。健康、社会、遊び、の3領域の活動に於いては、運動機能を伸ばし、自分でしようとする気持ちを大切にしながら模倣活動と言語活動を促し、まわりの環境や友だちとの関係を広げて表現活動の芽生えを育てる。保育園の行事によろこんで参加し、自分の周りの興味や関心を示す。
3才児は、基本的生活習慣の自立を図り、集団生活の適応の初歩を経験させ、遊びを通
して生活経験の拡大と創造の芽生えを育てる。
幼児期(4才・5才)は、
<健康>・・・たいそう、なわとび、マラソンなどの体力作りをする。
<社会>・・・保育園の生活の流れにそって、楽しく行動し、きまりや約束を守る。良い悪いの区別
がわかり、考えて行動できる。友だちへの思いやりの心を育てる。一泊園外キャンプに参加することによって、多くの経験をし、自立心が育つ。
<言語>・・・言葉や文字に興味や関心を示す。日常生活に必要な言葉が正しく使えるようになる。
<自然>・・・いちご狩り、おいも掘り、柿掘りなどを通
して、季節を肌で感じ、自然に親しみを覚える。簡単な数の加算や順番がわかるようになる。
<音楽>・・・ピアニカ・木琴・太鼓などいろいろな楽器をひいたり、歌・お遊戯・リトミックなどにより音楽に親しみを覚え、豊かな情操と、音楽性が養われる。
<造形>・・・感じたこと、考えたことなどを工夫して描いたり、作ったり、飾ったりする。
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